こんにちは!
那須塩原市で『健康』と『ダイエット』に特化した
パーソナルトレーナーの田中 圭です!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は『脂肪の燃焼』について解説していきます。さっそくいきましょう!
①前回のおさらいと概要
脂肪酸はどこに行くのかというと、筋肉の中にある脂肪燃焼の工場である『ミトコンドリア』というものに運ばれます。
そしてここに運ぶために、『カルニチン』という物質が必要。
脂肪酸は単体では細胞膜を通過できない為、このカルニチンには重要な運搬の役割があるんでしたね。
逆に言うと、カルニチンが少ないとせっかく血中に放出した脂肪酸が燃焼する工場(ミトコンドリア)にたどり着くことができないので
またこれは脂肪の合成に使われたりして、結局体外に体脂肪は残るわけです。
それでは今日はこの分解された『脂肪酸』や『グリセロール』がどのように燃焼されていくのかをお話していきます。
②脂肪酸はどのように燃焼されるのか
中性脂肪から分解された『脂肪酸』は、その後『β酸化』という化学反応によって『アセチルCoA』という物質に変換されます。
このアセチルCoAという物質になることによって、筋肉の中にあるミトコンドリアに運ばれてその中で『クエン酸回路』と呼ばれる代謝経路に運ばれてそこでエネルギー(ATP)の生成の材料として利用されていくわけです。
ただクエン酸回路だけでATPの生成が完結するのではなく、その後『電子伝達系』という経路をたどってやっと、ATPを作り出します。
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あー難しい。(わからなくて大丈夫です笑)
『クエン酸回路』の説明については専門的な内容になりすぎるので詳しく知りたい方は調べてみてください。
つまりざっくりいうと、運搬の流れとしては
中性脂肪→脂肪酸→β酸化→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系→ATP→水&二酸化炭素
このように代謝されていきます。
では次はグリセロールはどこに行くのかについてです。
③グリセロールはどのように燃焼されるのか
グリセロールも途中から全く同じ経路をたどるわけですが、最初だけちょっと違います。
グリセロールは一度『解糖系』という経路へ運ばれます。(これもATPの精製工場だと思ってくれれば良いです。)
これは主に糖質をエネルギーに変えていくための経路ではあるのですが、ここにグリセロールも参入します。
そしてグリセロールは様々な代謝反応によってピルビン酸という物質に変わり、ピルビン酸デヒドロゲナーゼという酵素によって
ピルビン酸が二酸化炭素とNADHに還元され、同時にアセチルCoAが生成されます。
アセチルCoAまで変わったらあとは『脂肪酸』と同じ経路です。
つまりざっくりですが
中性脂肪→グリセロール→解糖系→ピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系→ATP→水&二酸化炭素
となるわけでございます。
これがいわゆる、『脂肪の燃焼』なんですね。
この代謝反応さえしっかり起こっていれば、あとは運動をして、活動的になって、私たち人間のエネルギーである
ATPの利用をどんどん行っていけば良い。もちろん普通に生活をしているだけでも使われますし、追加で運動をすればもっと使われる。
放心状態じゃないですか?大丈夫ですか?笑
こんなことが体の中で起こっているなんてほんと神秘的で良く出来ているな~と感心します。
書きながら思っていましたが、難しすぎたと思います。反省してます。笑
ぶっちゃけこれを見ているあなたがこれを知る必要はなかったかも…
でもこれを書いていて何を伝えたかったのかというと
『様々な代謝反応によって、体脂肪は燃焼される。』
何か一つの端的なアプローチだけでは、脂肪の燃焼メカニズムを説明することはできないんです。
これにて脂肪の燃焼編、完結!
わからなければ何度か見返してください!
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