『食べ過ぎが原因で太る』と思っていませんか?
実際に一般常識としてこのように思われていますが、これは大嘘です。
現代の食習慣と、人間の本来の遺伝的な性質の『ミスマッチ』が肥満を生んでいます。
今日はそんな、小手先の話ではないもっと『本質的』なお話をお伝えしていきます。
1. 食べ過ぎは太るという誤解
一般的には「食べ過ぎは太る」という考え方がありますね。
実際には『食べる量』はそこまで重要ではありません。
『食材のカロリー密度』こそが重要です。
高カロリー密度食品を少量でも摂取すれば、肥満のリスクが高くなります。
しかし逆にカロリー密度の低く質の高い食品を選べば
たくさん食べても太る可能性は非常に低いです。
2. カロリー感知の限界と遺伝的なミスマッチ
私たちの体は、食べ物のエネルギー(カロリー)をある程度感じ取り、食事量を調整する仕組みを持っています。
しかし、研究によれば、1.5kcal/g以上のカロリー密度の食べ物を摂取すると
体はそのカロリーをうまく感知できなくなり、過剰に食べてしまう傾向があります。
例えば、ポテトチップスやファストフードのような加工食品です。
そして、現代の高カロリー食品に対する体の反応は、遺伝的にミスマッチが起きています。
約600万年前、私たちの祖先はアフリカ東部の森で葉、根、果実、木の実など、カロリー密度が低い自然食品を主に食べていました。
これらの食品は、平均して1.5kcal/g以下であり、私たちの体はそれに適応して進化してきたのです。
実際に、1.5kcal/g以下の食品においては、人間はカロリーを検知することがわかっています。
食べすぎを抑制できることが分かっています。
ところが現代社会では加工食品やファストフードなど
カロリー密度が高い食品が簡単に手に入るようになりました。
こうした食品は、体が自然に満腹感を得る仕組みを混乱させ、カロリーを過剰に摂取してしまう原因となっています。
これが、現代の食生活と私たちの遺伝子との間で生じている遺伝的なミスマッチです。
出典:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S019566631731067X?via%3Dihub
3. 質の高い食品を選べば、いくら食べても太らない?
では、どうすればこの遺伝的なミスマッチを避け、健康的な体を維持できるのでしょうか?
その答えは、
低カロリーで質の高い食品を選ぶことです。
例えば、野菜や果物、全粒穀物、豆類などはカロリー密度が低く
たくさん食べても体が自然にカロリーを感知して食べ過ぎを防ぎます。
これらの食品を中心にした食生活であれば、量を気にすることなく、健康を維持することができます。
逆に、カロリー密度が高い食品,例えば揚げ物やお菓子,加工食品は
少量でも体がカロリーをうまく感知できず、太る原因となりやすいです。
これらの食品は、私たちの進化の過程で自然に出現したものではなく、人工的に作られたものです。
体がその摂取に対応できていないのです。
そもそも『あなたが摂取すべき食べ物ではない』のです。
そのため、『食べる量』に神経質になるよりも、『質の良い食材を選ぶこと』が大切です。
極端な加工をしていない自然な食品を摂取すること。
つまり
1.5kcal/g以下の食品を意識して選べば
食べ放題のようにたくさん食べても、太ることは極めて難しくなるのです。
4. まとめ
「食べ過ぎは太る」という常識を疑ってみると
実は『食べる量よりも食材の質が問題』であることがわかります。
私たちの体は、600万年前の祖先が食べていたような低カロリーで自然な食品に適しているため、
現代の高カロリー食品に対して遺伝的なミスマッチが起こっています。
このミスマッチを避けるためには、カロリー密度が低く、栄養価の高い食品を選ぶことが重要です。
自然な食品を中心に選び、自然な形で食べ過ぎを防ぐことができる食事を意識してみてください。
食材の質に注目することで、食べることを楽しみながらも、健康を維持することができます。
なにより、食べる量の制限なくノンストレスで痩せられることでしょう。
これを知っても、まだ加工食品中心で食べ続けますか?
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