前回の投稿でお伝えしたように、今回は
『脂肪の分解』について解説していきます。
まだ見ていない方は前回の内容から見てくださいね
前回の記事はこちら
それではスタートしていきましょう!
①そもそも脂肪の分解とは
まず前提ですが、
ここで言う『脂肪』は、皆さんが想像する『皮下脂肪』や『内臓脂肪』等の
いわゆる中性脂肪のことです。
皆さんが『ダイエットしたい!』と思う要因として一番多いアレですね。
そもそも脂肪は何でできているのかというと
『3つの脂肪酸』と『1つのグリセロール』によって構成されています。
(これらがそもそも何で出来ているのか。というのは化学式とかそういう話になるので省略)
まずは体の中にあるこの『脂肪』を
『脂肪酸』と『グリセロール』に分解し、血中に送り込むことが出来なければ、何も始まらないわけです。
ではこの『脂肪の分解』ですが
何をどうすれば起こるのでしょうか?
②脂肪分解のメカニズム
脂肪の分解には、『リパーゼ』という脂肪分解を行う酵素が必要です。
これが脂肪組織に対して働きかけなければならない。
そしてこのリパーゼという酵素を活性させるにも作用機序があります。
その1つとして大きいのは、ホルモンによるもの。
体の中にある『アドレナリン』や『ノルアドレナリン』等のホルモンが
副腎髄質から放出されることによってリパーゼの種類である
『ホルモン感受性リパーゼ』という酵素がしっかりと働いてくれる。
これがしっかりと働いてくれることで、脂肪は『脂肪酸』と『グリセロール』に分かれます。
すなわち『脂肪の分解』をするわけです!
もう少しだけ深堀っていきましょう。
それでは今度は、アドレナリンやノルアドレナリンはどのようにして放出されるのか?
ここが大切ですよね。
この答えの1つが『交感神経優位の状態』に放出されます。
交感神経を簡単に言うと『闘争と逃走(興奮)の神経』です。
例えば…
筋トレをしてオリャーー!!とやる気満々な時(闘争)や
嫌なことがあって『この場から逃げたい!』(逃走)みたいな時や
とうがらし等の辛いものを食べて『辛い!!』と悶えているときや
カフェイン等をとって体が『興奮状態』になっているときです。
カフェインで脂肪燃焼!とか
辛いもので脂肪燃焼!といわれるのは、これが根本の理由なわけですね!
また、『痩身マッサージ』なども赤外線を用いて脂肪細胞を温めたり、血流の促進が期待できるとすれば
酵素反応は体温が高いほうが反応が強くなるので、『脂肪の分解』については手助けをしてくれるかもしれませんね!(エビデンスは薄そうですが)
逆に言えば、これは『脂肪の分解』の手伝いをしているだけであって、
まだ『脂肪の燃焼』はしていません。材料がまだ体内に残っているので、そのままだとまた中性脂肪になって終わりです。
ここまでが、『脂肪の分解』の流れです。
難しくてついてこれなかったら、何度か読み返してみてくださいね。
わかんないよ!!って言う場合には、専門家に任せてください笑
脂肪燃焼ガンガンさせていきますので!
今回はここまでにしておきましょう!
それでは次回は『脂肪の運搬』についてお伝えしていきます!
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